トイレ内部部品は日々の生活の中で自然劣化します。
目安としては10年から20年の間に故障します。

症状

この2つの症状から故障部位の特定をします

  • 便器内に水が流れ続けている
  • タンク内で水が流れている音がする

トイレ水漏れ修理方法

  1. (1)メーカーを調べます

    TOTO/LIXIL(INAX)/パナソニック/アサヒ/ジャニス

  2. (2)タンク品番を調べます

    • こちらのタンク品番はSS431BACLになります。
  3. (3)水漏れの原因を調べます

    大きく分けると下記の4つになりますが、それぞれ症状によって修理方法、部品が異なります。
    また、ウォシュレットを使用している場合は症状が異なります。
    ウォシュレットの場合、新しく取り替えた方がお安くなる場合もあります。

    • 原因1:排水弁の劣化

      • プラスチック製弁
      • ゴム球体弁
    • 原因2:オーバーフロー管(サイフォン管)の故障


      • 排水弁のオーバーフロー管受け口側の劣化

        長年のトイレ使用により、排水弁も劣化しますが、それに合わせて受け側も変形します。


      • 管根元のひびや折れ

        こちらの場合、主な「原因1」の排水弁交換時や点検時に折れたりします。

      • ※排水弁の重みにてかろうじてくっついている状況ですので、折れる寸前の状態が多く見受けられます。
      • ※交換時はメーカー品番により専用部位になり、特殊番号の部品は取り寄せになる時もあります。
      • ※オーバーフロー管交換には、タンクの着脱費用・給水部位の脱着作業が必要になります。
      • 原因3:ボールタップ

        オーバーフローの上部が満水になっている場合

        水漏れ量にもよりますが、旅行などで、数日トイレを使用しなかった時、便器に水が流れ続けている状態になります。

      • 原因4:タンク内面防露材の防水不良、ひび、剥がれ

        この場合は修理不可能です。

        タンク本体の交換になります。
        ※他部品を交換した場合水漏れ量は減ります。

  4. (4)部品の交換をします

    故障部品が奥邸できたら、部品を交換します。
    故障部品は1箇所ではなく2箇所3箇所まとめて故障している場合もあります。(修理部品の場合、取り寄せになります。)

  5. (5)水漏れの確認

    それでも直っていない場合は、他の部品も劣化していますので交換します。
    交換後、水漏れがなければ完了です。

ピンポイントで部品を特定する場合、部位判定点検調査も致します。
各部位の部品脱着漏水点検費(調査には時間を要します)
がかかりますので、交換をして様子を見る方がお得です。